真言使い
- From Dusk Till Dawn -
6
カカシは柔らかそうな草の上を選んで男の体を押し倒すと、覆い被さって接吻けを施した。 男はまだ呆然とした様子で、抗うことも忘れてカカシに組み敷かれた。 深く口を併せ、執拗に口中を嬲ると、苦しそうに喘いで目を潤ませる。 その初心な反応に胸が熱くなるのを、頭を振って追いやった。
---これは閨房術だ、情が湧いた訳じゃない
カカシの苛つきが手に現われ、少し乱暴に男の体を弄りだしたところで、彼は初めて抵抗を見せた。
「あ、や、いやだ」
「閨房術でしょ? ほら、頑張んないと鈴取れないよ? それともくノ一の技バカにしてる?」
男は一回大きく目を見開くと、ブルブルと激しく頭を振った。 どれに対しての否定なのかな、とカカシは内心考えながら休まず手を動かし続けた。 ジャケットベストの前を開きアンダーの裾から胸元へ手を突っ込む。 脇腹や肋骨の感触を確かめながら、唇で男の首筋を荒く吸い上げては跡を残した。 体の下では若鮎のように跳ねる体がなんとか抜け出そうともがいている。
「で、でも俺、男…」
「男だねぇ、うまそうだ」
「ひっ やだ、はなせっ」
悲鳴を上げて暴れる体を押さえつけ、恐らく初めてであろう男の全てを征服する行為に興奮する。
---もういい、考えるのやめた、楽しもう
カカシは男の顔を掴んで激しく接吻けると共に、獰猛な肉食獣のような欲望を解放して男を貪り始めた。
力任せに衣服を剥ぎ取り、体中に吸い付いて赤く跡を散らす。 初めふにふにとしていた乳首は、カカシの乱暴な愛撫に直ぐに硬く痼始めて尖ってきた。 抓み、捏ねあげ、口に含んで吸い上げると、男は信じられないというような目付きでカカシを呆然と見つめ、自分の口から漏れ出す甘さの混じった喘ぎ声を抑えるために指を噛んだ。 激しい欲望に混じって有り続ける苛々とした感情に自然手付きは乱暴になる。 男の口から手を引き剥がし、代わりに自分の指を突っ込んで舌を探って抓み出して存分に口中を蹂躙した。 指で口中を犯される行為も初めてなのか、男は涎を垂らしながらも時折咽ては首を振って抗った。 男の苦しげな顔に余計苛々が募り、もっと違う顔が見たいと手付きを変える。
---もっと喘がせて善がらせなくちゃ、これじゃあ唯の強姦になっちまう
片手では相変わらず乳首を弄りながら、カカシはもう片方の手を男の股間に這わせた。 男のそこは既に半勃ちになっており、意外と感じているらしい事実に気をよくしてカカシは直ぐに男のモノを握りこんだ。
「ああっ な、あ、いや、だ」
男が固く閉じていた目を再び大きく見開いて、カカシの顔を凝視した。
「あんたも結構感じてるじゃない?」
言葉で揶揄して男のモノを手で嬲る。
「やだ、はなして、あ、んん」
嫌だ止めてと煩い口を口で塞いで荒く吸う。 欲望の火はどんどん燃え盛って止まらなかった。 どうしてこんなに欲しいんだろう。 どうしてこんなに自分が抑えられない? 募る苛々を男を嬲ることで解消できると結論を摩り替える。 手の中でびくびく震えるモノを徐々に強く扱いて追い上げながら、執拗に接吻けをして男の呼吸さえも奪った。
「ん、んん、んぁっ ああっ」
首を打ち振ってカカシの口から逃れ、甲高く一声叫んで男は達った。 手の中に男の吐き出したものが粘つく。 はぁはぁと胸を上下させて震える男の体を満足して見遣り、掌の白濁を男の下腹あたりに擦り付けて延ばしながらふと男の萎えた股間に目をやった瞬間、また頭の中がカーッと赤く染まり、堪らなくなった。 その太腿をがっちり抱え込んで男自身にむしゃぶりつく。 達したばかりのモノをまた直ぐに口淫されて男は体を痙攣させた。
「い、いやぁ、ぁぁ」
か細く叫ぶ男の声に、益々煽られ頭に血が昇る。 最後までシテしまおうかどうしようかと迷っていた気持ちは霧散した。
---犯す、めちゃくちゃに犯して犯し捲くってやる
もう試験中である事とか、自分の立場なども頭になかった。 口中で再び硬くなり震えだした男のモノをしゃぶりながら、カカシは己の欲望に身を任せた。
男はくったり手足を投げ出して胸を喘がせていた。 その若木のようなしなやかな体つきや汗ばむ肌が、カカシの欲をまたぞろ刺激してくる。 カカシ自身は既に硬く猛っていた。 今まで面倒くさくて、処理以外で男を相手にしたことはなく、偶に抱かなければならない時も、今日のように服を剥ぎ取り全てを晒させたりはしなかったので、男の肢体にこれほどまで欲情するなどとは思った試しも無い。 カカシは、彼がまだ射精後の解放感にぼんやりしている裡にと、口に吐き出された彼のモノを掌に受け、彼の奥まった秘所に塗りつけた。
「はっ あ…、な、なに?」
カカシは暴れられる前に男の体をうつ伏せに返し、背中を押さえ付けて指をアナルに無遠慮に突き入れた。
「あっ い、いたっ」
こりゃ全くの処女だな、と思いつつ指を容赦なく抜き差しして後口を解す。 そこは、小振りのよく引き締まった彼の尻と同じく、固く口を閉ざして侵入しようとする指を拒んだ。
「や、やめっ そんなとこ、汚い、あうっ」
暴れ出した背を押さえ込みながら、中の指をくいっと曲げてくるりと回すと、男はぴくんと体を跳ねさせた。
「ここ?」
「あ、いやっ ああ」
もう一度同じ場所を擦ると、男は自分の意思から離れて跳ねる体にうろたえながらも、ちゃんと感じて艶のある声を放ちだした。
「ふふ、あんた感じてるの? 素質あるじゃん」
言葉で嬲る趣味は無かったはずだが、この男を前にするとどうも勝手に彼を苛めたくなって仕方がなくなってしまう。 普段ならオイルなどを使っていても面倒でお座なりに済ませてしまう解す作業さえ、カカシは熱中してやっている自分に気付いておかしくなった。 跳ねる体を押さえ付けながら、指を一旦引き抜き二本に増やしてまた直ぐ差し込む。 男は全身に汗をぶわっと噴き出させ、苦しげに喘ぎ出した。
「痛い?」
はっはっと荒い息の音だけをさせて、彼は振り返った。
「も、やめて、指、抜いて」
「そりゃできない相談だなぁ、あんた何でもするって言ったじゃん」
「でも、でも…、こんなの、ああ、やぁ」
二本の指で彼の好い所をくいくい押すと、彼は直ぐに言葉を継げなくなって喘ぐ。
---かわいいなぁ、それにすんごく楽しい
カカシは早く突っ込みたくて堪らない自分を持て余しているにも拘らず、尚もその作業に没頭した。 小さかった固い口は、しっとり濡れて緩んできている。 指ももう三本入った。 三本纏めて擬似注挿を繰り返すと、さすがに苦しがって悲鳴を上げたが、彼は総じて快感の方を多く拾っているように見えた。
---ほんとに初めてなのかなぁ、こんなに乱れちゃって
唆る。
カカシは、抗うことも忘れて喘ぎ身悶える彼の背中から押さえ付ける手を離し、彼の前へ回して彼自身を探るともうそこは固く勃ち上がって涙を零していた。
---やらしい体
前を握る手と、後ろを抉る手を同期させるように動かして責め立てる。 後ろだけでこんなに感じられるなら、初めてだろうと遠慮は要らないよな、と乱暴に扱き突き込み掻き回していると、男は何回めかの精を呆気なく放ってガクリと頽折れた。
「おっと」
地面に突っ伏しそうになった体を抱き留め、改めて腰を抱え直す。 自分のモノはぎんぎんに猛り狂っていた。 指を三本咥えていたアナルは、だがまだカカシのモノを楽に受け入れるには狭かった。 先端だけをめり込ませたところで、男が体を撓らせて硬直してしまう。
「い、う、うう」
「力抜いて、息して」
仕方が無いな、と再び前に手をやると、そこはさすがに縮みあがっていた。 それを無理矢理扱いて意識を痛みから逸らしてやる。 男はもう何がなんだか判らないといったように、泣き、悶え、喘いで体を戦慄かせた。 カカシはゆっくりと自分を男の体内に穿っていった。
「ああ… あ…」
時折痛いほど強い締め付けに遭い、直ぐにも弾けてしまいそうな自身をなんとか騙し々々最後まで突き入れる。 男はもう暴れることもせず、カカシの胸に背を預けるようにして切れ切れに喘いだ。 目の前に晒されて震える首筋に光る汗が、艶かしくカカシを誘う。 カカシはその白く男としては若干細い首に噛み付くように接吻けて、もう容赦しないとばかりに直ぐ律動を開始した。
「あっ あっ んっ やっ」
切れ切れに声を上げて男は鳴いた。
「ああ、きもちい。 あんた、いいよ」
カカシの腰が男の尻を打つ音がぱんぱんと響く。 男は何度かかくっと肘を落としたが、その度にカカシに抱え起こされてまた体を揺さぶられた。 アナルが大分緩んだのを感じると、カカシは注挿に加えてグラインドする動きも織り交ぜて、男の中を思う様掻き回した。 男は泣き叫んで地面を掻き毟り前へ逃げようと手を伸ばしたが、その手を当のカカシに掴み取られ、そのまま引き起こされて胡坐を掻いたカカシの上に座らされて体を戦慄かせた。 カカシは、華奢とは言え男の体を軽々と持ち上げては無情に何度も落として男を叫ばせた。 男は自重で深く抉られるたびに、カカシの肩や胸に頭を擦り付けて喘ぎ悶えた。
「ああ、あ…、や、ああ」
固く尖った胸の突起を指先で引っ掻くと、アナルをぎゅうっと締め付ける。
「ああ、すごい、あんたの中、きゅうきゅうするよ」
後ろから抱き締めて両手で乳首を捏ね回し、抓み上げると、その度に男が痙攣するように体を震わし、中のカカシを締め付けて眩暈がするほどの快感を齎した。
---すごい体だ、掘り出しもんだ!
カカシは狂喜して男の体を貪った。
男の太腿を両手で掬い上げて上下に激しく揺すっていると、男は前に触れられもせずに何回目かの精を放った。 カカシも引き摺られるように男の中に注ぎ込み、その汗で滑る体を抱き締めて項に接吻けた。 男は既に朦朧とし、ぐったりとカカシに体を預けるばかりになっていた。 カカシは、何回放っても直ぐ猛ってくる自分に苦笑を漏らした。 この男を抱き始めてからいったい何時間経つのか、空は既に白み始めていた。 もうそろそろ試験終了の時刻だ。
---これが終わったら、この人とも二度と会えなくなるのかな
カカシは、すっかり体に馴染んでしまった男の肌に舌を這わせながら考えた。 どうにかこの後も、この男との繋がりを保つ方法はないか。 当然ながら、自分の素性を明かす訳にはいかない。 自分は今、暗部に所属しているし、通り名さえ各国に響き渡っているくらいだから、うっかり名を明かせば返ってこの人を危険に晒す事にもなり兼ねない。
---じゃあどうする、この人から名前を聞き出せれば一番いいんだけど、この人真面目そうだしなぁ
ましてこんな風に騙まし討ち紛いに体を頂いてしまって、しかも男は初めてという人相手に物凄くヘヴィなセックスを強いてしまった。 すっかり警戒されているだろう。 さて困った。
もう抵抗する気力も体力も尽き果てた様子の男を、取り敢えず仰向けに寝かして顔を覗くと、疲労困憊した様があどけないほどで、かわいくて仕方なくなる。 手放したくない、どうしても。 カカシは着衣のままだった自分の上着だけを脱ぎ捨てて、男に再び覆い被さった。 腰には例の鈴がまだ下げられている。 これを離してしまうのはルール違反だろう、とカカシにしては律儀に考えた。 彼がこの行為を閨房術として捕らえているかどうかは甚だ怪しかったが、途中で気がついてその気になるかもしれない。 それならそれで、それなりの相手をすればよいのだ、と思う。
---それよりも今はこの人の気持ちをこっちに向けることだ
カカシは、彼にとっては唯の処理の相手と思われているであろうこの行為を、有耶無耶の裡に合意のセックスにしてしまおうと考えていた。 そこに気持ちが介在すれば、この男を後で絆すのに役立つだろう。 それには、今までみたいに後ろから一方的に体を貪っていたんじゃだめだな、とありったけのまめさを掻き集めて男の懐柔策に出ることにした。
頬を優しく掴んで、意識を飛ばしている男を軽く揺する。 こういう時、名前を知らないのはやはり不便だ。 名を呼べれば意識をこちらに向けることも、それなりに絆すことも遣りやすいのに。 やはり名前はどうしても聞きださないと、と考える。 だめなら事の最中に勢いで聞き出すか、或いは体を責めながら吐かせるか、とにかく一応聞いてみようと男を揺り起こした。
「ねぇ、起きてよ。 ねぇ、あんたさ、名前なんて言うの?」
男は頬をぴたぴたと軽く叩かれて薄ぼんやりと目を開けた。
「ね、名前、何ていうの? 教えて?」
ぽかんとしてカカシの顔を見つめる目には警戒の色はなく、寧ろ思考力も低下しているらしく聞きだせそうな気がしていたのだが、男は何時まで経っても口を開かなかった。 カカシは彼が正気に戻る前に聞きだしたくて、その唇を優しく吸い頬や耳朶を擽るように刺激しながら再度問うた。
「いい子だね、名前教えて? ん?」
舌で歯列を舐めてやると、どこか気持ちよさげに瞬きをしてその度カカシを見るが、問い掛けには首を傾げるばかりで一向に答えない。
---仕方ない、もう一度責め上げながら聞き出すか
カカシは方針を一旦”合意セックス”に変えることにした。
「キス、しようか。 舌、出してごらん。」
カカシが、んーっと舌を突き出して見せると、男は案外従順に小さく口を開けて赤い舌先をちろっと覗かせた。
「んー、もうちょっと出してみて、ほら」
そう言って覗く舌先をぺろっと舐めて唇をちゅっちゅっと啄ばむと、男はそれに応えるように舌を幾分多く差し出し、カカシの舌に絡めてきた。
「ん、じょうず。 こうやって絡め合って、キスしようね」
ちゅくちゅくと音を立てて空中で舌を絡め合い、そのまま押し込むように口を併せて深く口中で探り合おうとすると、男の舌は吃驚したように引っ込んでしまった。
「逃げちゃだめだよ。 ほら、さっきみたいにやってごらん。 俺の舌を吸うんだよ」
諭すように耳に囁き、再び差し出されてきた舌にそっと舌を絡ませると、男は自分から口を併せてきた。 今度は口中でもなんとか頑張って舌を吸い合い唾液を交換するまでに上達する。 時々口を離して追いかけるように舌を絡ませ合い、また口を併せて深く互いを犯し合っていると、男の手が何時の間にかカカシの胸元にしがみついてきた。 カカシはちょっと微笑んでその手を取り、自分の首の後ろまで持ち上げてやる。
「手は俺の首に回して。 そう、いい子、かわいいよ。 こうやってキスするともっと気持ちいから」
男の両手が首に回り、きゅっとしがみつくのを確認してからカカシは再び接吻けを再開した。
「ん、んん」
男は接吻けに夢中になっているようだった。 拙いなりに積極的になってくれたので、これは行けそうだと思う。
「ね、ただされるだけより、自分でしてキスし合う方がずーっと気持ちいでしょ?」
男はこくこくと頷いて、強請るように口づけてくる。
---ああ、なんてかわいいんだろ!
俺がこうやって手取り足取りいろいろ仕込んで、俺色にすっかり染めて、俺無しではいられない体にしてやりたい。
カカシはそれまでの彼に合わせる接吻けから、相手を貪り尽くす接吻けに徐々に切り替えて、彼の口中を思う様蹂躙した。 男の手は、首裏からずり落ちて再びカカシの胸元に縋った。 顔は緩く左右に振られ、無意識にカカシの唇から逃れようとしている様だったが、なんとか応えようと舌を絡ませてくる仕草が窺えて、益々かわいくなる。 逃げる顔を両手で固定し、一頻り息をも奪うように接吻けた。
「ん、うぁ、あん、んん、んぁっ」
口を外した途端、はぁはぁと胸を喘がせる様は本当に拙い。 苦しそうに目をゆっくり瞬かせる男の顔中に接吻けながら、本格的な愛撫へと移行させる。 まず、乳首から。 カカシは片手は顔に残したまま頬やら首筋をなるべく優しく安心させるように撫で擦り、もう片方の手はツンと尖っている乳首に当てた。 男はぴくりと体を震わせた。
「ここ、感じるでしょ?」
「え…、あっ」
指の腹でゆっくりゆっくり撫で回してから、きゅっと押し潰してやるとヒクリと体を浮かせて感じている事を伝えてくる。
「ふふ、気持ちいいね? 素直に感じてごらん」
カカシは胸に顔を下ろして片方の乳首を口に含み、もう片方は指先で摘まんで捏ね回した。
「あ、ん…、あん、や」
「いやじゃないでしょ? ちゃんと感じて?」
組み敷かれたカカシの体の下で、男はもじもじと体をくねらせた。
「気持ちいい? 言ってごらん、イイって」
「ん、わかんない…」
男はぐずるように首を振って身悶える。 そんなに体全体で感じてるって言ってるくせに、と思いながら、素直にならない男の下肢に手を這わせた。
「嘘、ほらこんなに感じてる。 もうぱんぱんじゃない。」
「あ、やだっ んん、はなし、て」
男は暴れ出した。
「だめ、ちゃんとイイって言えるまで許さないよ」
カカシは男自身をしっかり握り込むと、口ともう片方の手でまた乳首を責め始めた。 くちくち、ねちねち、と粘着質な音が耳に届いているはずだ。 歯先でカシリと噛み、指の方も痛いくらいに抓み上げると、男は、あっと叫んで背を撓らせた。 下肢の方は既に蜜を滴らせ始めている。 感度のいい体だ。 怒涛の三点同時攻めに、男は体を捩って喘いだ。
「あ、ああ、も、いく、いっちゃう」
「イイ?」
「や、はなして」
「いいくせに」
カカシははちきれそうになっている男の根元を強く戒めると、乳首だけを激しく責め立てた。
「ああ、ああっ やめ、はなして、ああっ」
「気持ちイイでしょ? 言えないの?」
カカシは片方の乳首全体に唇を被せて、ちゅうっと強く吸引した。 反対の乳首には爪を立ててぐりぐりと押してやる。
「あ、あっ やぁっ」
「イイ?」
「ん、イイっ 気持ちいいっ いいよぉ」
「いい子、よくできました」
「あっ あっ ああっ」
両の乳首を思い切り刺激しながら、下の戒める手を解放して二三度扱いてやると、男は短く何度も叫びながら達した。 カカシは出して震える男自身を容赦なく扱き、更に男を泣かせてから、伸び上がって体に覆い被さり、口を塞いで喘ぐ息さえ奪い男の意識を飛ばさせる。 男が緩く首を振りながら朦朧としている裡に、手に受けた男の精をアナルに擦り付けて空かさず指を突き入れた。 先程までカカシを飲み込んでいたそこは、難なく指二本を呑み込んだ。
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