イルカ38景
32:鼻血ブー
「イルカ、何を見た?!」
「うう」(イルカは鼻を押さえただ首を振った)
「ナルトか? またナルトのハーレムの術にやられたのか?」
「ううう」(ふるふる)
「なら木の葉丸達だな、え? そうなんだろう?」
「くそー、あいつらバージョンアップしてやがるからな」
「ううう」(ふるふる)
「違うのか?」
「なら誰だ、誰なんだ、おまえにそんなになるまで鼻血吹かすのは?!」
「も……もしかして、カカ…」
「げっ バカっおまえ、それ以上言うなっ」
「うううう」(ティッシュを鷲掴んで鼻に押し当て、ふるふるする)
「判ったイルカ、もういい」
「さぞ辛かっただろう…(泣)」
「ううううう!」(鼻頭を抓んで項をトントンしながらふるふる)
「俺達見なかったことにしてやるからな」
「ううう!」(激しくふるふる)
「なに、違うのか?」
「じゃあ誰だよ?」
「もしかして、女か? モノホンの女なのか?」
「ううううう!」(両手を挙げて首を激しく振る)
「イルカ! おまえ、ノーマルに戻ったのか?」
「そうかそうか、やっぱり女がいいか…、だが諦めろ(泣)」
「ううううううう!」(ふるふるふるふるふるッ)
「聞き捨てならないですね、イルカ先生」
「!」
「!」
「!!!!!!」
・・・
「で、誰の裸を見たんですって?」
「ち、ちがっ あ、あ」
「ほらほら、早く言わないとこうだよ〜」
「や、やめ、あ、うう」
「ほーら、ここだよね、イルカ先生のイイとこ」
「ああっ」
「でも達かせたげな〜い」
「やぁ、ああ、ああっ」
「白状しなよ、ほらっ」
「ちが、違いますって、あ、言ってる…に」
「女が懐かしくなったの? え? 俺にこうされるより女に突っ込みたくなった?」
「違うっ は、話、きいて」
「絶対許さないからね、俺から離れるなんて。 あんたを離すくらいなら殺すから」
「違うって言って…、ああ、ああ」
「女の裸が見たけりゃ俺が時々変化してあげます」
「な、なんにも、見てないですって」
「…じゃあ何? なんかされたって?!」(怒り心頭に発しグリグリ攻撃最高値に達する)
「ち、ちがっ ああ、ああ、いやぁっ」
「誰に何されたっ?! 言いなさいよっ」(ぐりぐり)
「カ、カカ…さ… し、死んじゃう、あ…」
「許しませんよ、イルカ先生! あんたは俺のもんだ!!」
「だから、違うって!!」
「じゃあ何?!!」
「チョコレート食い過ぎただけだから!!!」
(ベタでしたハイ…)
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