Fat IRUKA's Painful Efforts Days
-太イルカ、その涙ぐましい努力の日々-
Rodeo Drive
上下左右斜め、あらゆる方向に揺れて動くコレは、彼の有名な「ロデオボーイ」! 初めてコレのCMを見た時は「なんてヤラしい動き」と思ったものだ。 だから深夜CMなんだ〜とか妙に納得したりした。
「うっ うう〜っ」
丁度いいかんじに動くんだよな。 微妙に突いて、掻き回して、注挿して。 コレにアレ着けて売り出したら結構売れるんじゃないの? いや、きっともうある! あるに違いない。 このロデオボーイはその後にこそっと一般向けに開発された、微妙にアレだけどなんとなくソレっぽいってゆーの? 深夜CMくらいで許してもらえる程度には地上波に乗せられるモノなんだよ、うん。
「ううーっ うーうーっ んっ」
あ、今イイとこ突いた? きゅーんっと締まったもんね。 ああ、こういう時はちょっとジレッタイな。 だって、イイとこって判ったらさ、もうそこグリグリに攻めるでしょ普通。 これだから機械は…よっと。
「んっ んーっ んんーっ」
ちょっとホッテリしたイルカの両の太腿を後ろから持ち上げて上下させると、前で張り詰めたイルカ自身がプルプル揺れた。 あー手がもう1本欲しい。 そしたらかわいいアソコを握って扱いて。 や、有るよ、できるよ、1本どころか2本増量できる。
「影分身の術!」
「…っ んんーーっ」
あっ こいつっ さすが俺ってゆーか、いきなり咥えるか普通っ 両手も怠けず乳首を捏ねてからにっ こらっ こらこらこらっ うわ…締まる〜〜っ
「うっ ふ、ふぐっ」
「あれ、泣いてるよ、イルカ先生」
「あ、ほんとだ」
「泣かすなよ、オマエ」
「俺の所為じゃないでしょ」
「だいたいイルカ先生、あそこへ行ってたら、やっぱりこんな状況だったって、アンタ判ってる?」
「うーっ うーっ」
イルカはぽろぽろ涙を零しながらカブリを振った。 両腕は帯で括って上から吊るしてあったし、口には猿轡を嵌めてある。 アナルを俺自身で貫かれて両足を抱え持たれ、俺の上に座らされていて、俺は例のロデオボーイの上に座っているのだ。 ラクチン! 勝手に上下左右斜めに揺れてイルカを苛んでくれる。
「ああーでも、ちょっともう物足りないし、俺も限界っぽいから」
ひょいっとイルカを持ち上げるとガツガツと上げては打ち下ろす。 前のもう一人の”俺”も、さすがに口でスルのは諦めて、片手でイルカを巧みに扱きながら胸や首筋に舌を這わせ出した。
「んっ んっ んんーっ」
「う、ん」
イルカは全身を痙攣させて締め付けてきた。 堪え切れずに中に吐き出し、思わず呻く。 ああ気持ちぃ〜〜。 緩く抜き挿しを繰り返して余韻を味わっていると、前の”俺”がぐったりした体をもぎ取るように上に抱き上げてしまった。 ずるりと抜ける感覚に直後の自身がビリリと震える。
「うっ オマエ、なにすんだよー」
「今度は俺のばーん」
いきなり引き抜かれて背を撓らせて震えるイルカを肩に担ぐと、ヒュンと吊るしていた帯をクナイで切ってから布団に降ろし、すぐさま足を開いて身を割り入れる”俺”。 なんて待った無しなんだ! ま、こんなしどけない姿のイルカを前にして”待った”など有ろうか、否無い! 宜なるかな。
「ちぇっ しょーがないなぁ。 じゃ俺は上のお口担当ね」
猿轡を外してやると、イルカは空気を求めて沖に上げられた魚のようにパクパクと口を開いたので、その口を口で塞ぐ。 下からは既に容赦の無い突き上げが始まっていた。
「あっ はっ あんーっ」
涙に濡れた、焦点の無くなりかけた瞳が、縋るように俺を見上げる。 でも。
「そんな目ぇしたってだーめ」
手を伸ばし、乳首を抓るように引っ張ると、その潤んだ瞳がぎゅっと閉じられて、溜まった涙が頬に筋を作った。
「あんな機械に釣られて、あんなヤツらの所にノコノコ出かけようとして。 めっ」
「そーだよー、こんなんじゃ済まないよー」
「アイツら、アンタのことずーっと狙ってたんだから」
「俺に抱かれてる中忍ってどんな味?ってさ」
「アンタはもっと身を謹んで、操を守ってくんなきゃー、ねぇ?」
「ねぇ」
緩く首を振りながら喘ぐイルカは、もう正気を手放していた。 ”俺達”の声がその耳に届いていたかどうか怪しいものだ。 だが、くどくどと説かずにはいられなかった。 この人がこんな風に他の男共に組み敷かれ喘がされていたかもしれないと、想像するだにムカつく。
「こうやって代わる代わる突っ込まれてさー」
「アンタの中にこれでもかって汚らしいヤツらの精液注がれちゃってさー」
「もしかしたら上と下、同時に突っ込まれちゃってたかもよ」
「そうそう。 俺達は優しいからそんなことアンタにはしないけどね」
アンタにはね
「ああーっ やぁーっ」
下の俺がぐりっと腰をグラインドさせ出すと、イルカが戦慄いて泣き叫び出した。 でもその声はか細くて、快楽に染められた頭でさえも耐えられなかった過ぎた快感に、反射のように鳴いただけのようだった。
「かーわいい声」
「でも今日は許さないよ」
「お仕置き、だからね」
「迂闊なイルカ先生」
「かわいいイルカ先生」
「おバカさんのイルカ先生」
俺が果てると俺が突っ込む。 後ろから前から、上から下から。 ロデオボーイも斯くやと言うほど下から揺すり上げたり、俺に抱きついたままの後ろから捻るように中を掻き回したり、取り合うようにイルカを抱いて、俺達は空が白むまで縺れ合った。
・・・
「なんで自分で痩せようとするの? 俺がいつもこうやって痩せさせてあげてるじゃない」
「だ…だ…ってぇ ひっ ひっく」
しゃくりあげが止まらないイルカを湯船に浸けて肩を擦りながら尚も責めると、彼は擦り寄るようにして泣いた。 なんてかわいい。 体に力が入らなくて、頼りなくて、でも俺のシタことを少し、否かなり”酷い”と思っていて、でも縋りつきたくて、頬を膨らませてはいるのだが、その剥れた頬は俺の胸に擦り付けられている。
「だって、ふ、うふっ」
「だって?」
「だってぇ」
辛抱強く先を促し待ってやると、イルカはまた新たな涙を零し出した。 切なそうに顔を歪ませて泣くイルカの涙が湯に落ちる。 なんだかもったいないな、と思った。
「だって…俺、あんまりみっともなくなっちゃったら、カ、カカシさんだって、きっと…きっとぉ」
そこでオーイオイオイと本格的に泣き出したイルカ。 言わんとしていた処は判ったが、やっぱりなんておバカさんなんだこの人は!
「俺はぁ、どんなイルカ先生だって好きだよ? どうして判んないの?」
彼は、それについては顔をそっぽを向かせて答えなかった。 多分、判ってないんだと思う。 だから、また今度のことのような繰り返しが起きるってことなのだ。 嗚呼! 俺の心配は尽きない。 くっそーっ
「ロデオボーイのバカやろーーっ」
「ぷっ なんですか、それ」
笑うとこですか、と怒ろうと思ったが、やっと笑ったイルカがかわいかったので言わないでおいた。 代わりに抱き締めて接吻けた。
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