Christmas Holly
- hiding star -
イルカは「もっと」と言った。 全身をピンク色に上気させ、喘ぎ声も普段の数倍艶かしかった。 剰え、腰を自分で淫らに振る。 そうなると、華奢なイルカの身体はいつもはきつくて偶にこちらもしんどい思いをするくらいなのに、蕩けるように柔らかく自分を迎え入れ、更に奥へと誘った。 そして噛み締めるように中が蠢き、堪らない快感を与えてくる。 前に手をやり握り扱くと、吸引機にでも吸われているかのように締まり、敢え無くカカシはイルカの中に放っていた。 だが、汗でしっとり湿るイルカの背中に貼り付いて、絶頂の余韻に呻いている時も、イルカの締め付けは止まない。 達したばかりのペニスへの刺激にカカシは更に呻き声を漏らさざるを得なかった。 いつもはイルカを手や口で達かせ、その後意地悪くまた扱き上げては彼を泣かせているのは自分なのに、今は逆襲をされている気分だった。 いやらしい身体だ。 そう思った。 この人は、自分とこうなるまでは殆ど性体験など持たなかったに違いない。 事実、最初の頃は、それはそれは慣れなくて、身体も硬く素直に喘がず唇を噛むばかりで、従って呼吸も儘ならずいつも直ぐに失神してしまっていた。 それがどうだ? この淫らさ。 何がキーなのかは残念ながら判らなかったが、イルカは極偶に、何かの瞬間にポンと正気を手放してしまう。 その後のイルカの淫靡さは筆舌に尽くしがたい。
カカシは、達って尚吸引されてまたいきり立った自身をイルカから勢いを付けて抜き去った。 大概の場合、男がアナルで他の男を迎え入れる時には、挿入時より排出時の方が感じるらしい。 排泄感が性的快感に塗り変わっていくのだろう。 イルカも途切れ途切れの喘ぎ声を発しながら身震いをした。 四つに這ったままの姿勢で背を撓らせ、こちらに尻を突き出して震える様は、いやらしいの一言だった。 アナルが開ききってぱくぱくと開閉を繰り返す。 もっともっとと強請っている。 なんていやらしい! カカシはイルカを乱暴に引っ繰り返すと、両太腿を力任せに掴んで限界まで開かせた。 普段なら恥ずかしがって身体を硬くするそのポーズをさせても、今のイルカは身体を弛緩させて局部を惜しげもなく晒し、トロンとした目付きでカカシを誘うだけだった。 だから遠慮なく己を再度突き立てる。 何の抵抗もなく飲み込まれていく自分のペニス。 それはもう既に充分充血して太く硬く猛っていたが、イルカはちょっと喉を晒して胸を喘がせただけで難なく受け入れ、直ぐに足を絡めてきた。 剰えゆらゆらと腰を揺らめかす。 我慢の利かない淫売のような淫らさに、カカシの頭は焼ききれる寸前のように沸騰した。
掻き回す
グリグリとアナルを限界よりも更に一回り広げるように
そして注挿
退いては押し入り、退いては突き込み
突き上げて突き上げて
奥の奥、イルカが特別啼く場所に先端を押し当てる
太腿を高々と肩に担ぎ
イルカの華奢な身体が折れんばかりに上から突き荒らす
なんとイルカは自分で自身に手をかけた
酔ったような喘ぎ声
淫らな手の動き
連動して起こるアナルの収縮
あ、あ、あ…
切れ切れに叫んでイルカが果てた
さぁ
喚き散らせ
一旦身体が弛緩した頃合いを見計らって激しく注挿させる
踊るように彷徨い、辺りを掻き毟るイルカの両手
酸素を求めて水面に浮かび上がった魚のようにパクパクする口
ヒュッと空気が抜ける音だけが漏れる喉
声が出ないらしい
声が聞きたい
あの淫りがましい喘ぎ声が!
喘げ
ぐるりと腰を回すと、一緒になって揺れる身体
喘げ
これでもかと奥を突くと、引き攣る鳩尾
喘げ喘げ喘げ!
ああっ
イルカは叫んだ
ああ、いや、カカシ、あん、もっと、いや、もっと、もっと、いや、カカシ、カカシィ
カカシは嗤った
痙攣する自分の腹筋が見える
いや?
もっと?
どっち?
注挿を緩めて問う
いやっ いやいや、もっと、もっと! カカシ
イルカは焦れたように腰を揺すった
OK
カカシは真上からイルカの好い所を狙い澄まして突き上げた
あん、ああ、イイ、イイ、カカシ、イイっ 死んじゃう!
泣いて善がるイルカの喘ぎ声
ああ、堪らない!
その声が聞きたかった
あんたのその喘ぎ声だけで、俺のペニスは益々いきり立つ
ほら、感じるでしょ?
奥のここが好いんでしょ?
頭を打ち振り、髪を振り乱し、ひっきりなしに色っぽく喘ぐイルカ
もっと感じたくて腰が揺らめいてるよ
ああ、なんてエロい顔するんだ!
あんたは淫らだ
あんたはやらしい
こんなあんた、絶対誰にも見せられない
見たら端から虜になっちまう
首輪をつけて部屋に繋ぎ、どこへも行かせないで閉じ込めときたい
俺のもの
俺だけのものだ
明日になって、いつものようにあんたが都合よく忘れても
俺は
俺だけは覚えてる
もっともっとと俺を淫らに欲しがる
Hでやらしいイルカ
さぁまた達って
自分のに触っちゃだめ
後ろだけで達ってみせて、俺のイルカ
俺の与える快楽だけで
上り詰めてみせて
そしたらもっと天国へ連れてってあげるから
一年ちょっと、手で、口で、舌で、ペニスで、この人をこんなにHな身体に変えたのは俺。 抱けば抱くだけ変貌していくイルカに最初は喜び、次には戸惑い、今は心配で堪らない。 正気を失くした時、きっとこの人は相手がだれだろうと淫らに乱れてみせるに違いないんだ。 俺がかっこいいから不安だって? 女が皆俺を振り返るって? 馬鹿言っちゃいけない。 俺の心配に比べたらそんなもの! イルカ、おまえを見る男の目を、端から潰して歩きたいくらいだ。 一人ひとりペニスを握り潰してやりたい! 嗚呼! 抱けば抱くほどHになるイルカ。 でも抱くのは止められない。 だってこんなに愛してるんだもの。 俺にとっておまえを愛しいと思うことと、おまえを抉りたい泣かせたい善がらせたいと思うことは同義だ。 おまえが首を傾げるだけで俺は欲情する。 おまえがその唇を綻ばせて笑うだけで俺はおまえにむしゃぶりつきたくなるんだ。 おまえを裸に剥いて、ペニスを咥え泣かせたくなる。 アナルをべろべろ舐めて解したくなる。 そして俺を突っ込んで、またおまえの正気を飛ばして、おまえの淫らな姿を見たくなるんだ! 俺の、俺だけの淫らなイルカ。 抱いて抱いて抱き巻くって、もっともっと淫らにしてあげる。 でも誰にも見せない、教えない。 俺のイルカがこんなにHだなんて。 他の誰も知っちゃいけない。 本人だって知らなくていい。 俺だけが知っている、壮絶にHなイルカ先生。
END